博多女子高校商品開発2年生と福岡県糸島市の地方共創プロジェクト
糸島の芥屋では、15年ほど前から県の試験場が種網を準備し、「JF糸島芥屋支所もずく部会」が海でふともずくを育てています。
糸島市役所秘書広報課の岡主査を中心に、「糸島産ふともずく」のマーケティングモデル事業を始めたのが、構想を含めておよそ1年前から。
一方、博多女子高校トータルビジネス科の3年生達は、約半年間の授業期間の中でマーケティングを行い、商品の研究開発及び、パッケージの制作を手がけてきました。
糸島市と博多女子高校で動き出したのは2016年9月。そこから全てがスタートしました。
マーケットとターゲットの意識
博多女子高校2年生、商品開発クラス43名。
このメンバーで、2016年の商品開発の授業がスタートしました。
いつもは違う教室で過ごす2クラスから、希望者のみが集まったメンバーです。
5つの8人程の班に分け、班で行動するところからスタートしました。
違うクラスから集まった班なので、話したこともない人とも一緒になっています。
彼女達にとっては、慣れない状況での授業。
けれど社会人になれば、それは当たり前のことになります。
【班で話し合って、共有して、決めて発表する。】
この行動を当たり前としてスタートするところからの始まりです。
マーケットとターゲット(購入する人)を考えた上での商品決定にむけて
慣れない状況の中でも班で話し合って、意見をまとめ、基本的にその時間内で発表してもらいました。
とまどいながらも、必ずやり遂げる彼女達。
その状況が今までになかっただけで、やればしっかりと出来るようになっていきます。
候補の材料を自分たちで試す
材料の「糸島産ふともずく」は、糸島で生産されているとは、福岡の中でもほとんどの人に知られていません。
なので、そもそも彼女達にも全く取り扱い方がわかりませんでした。
それは、実際に購入される方にとってもそうなはず。
「糸島産ふともずくは」、素材として何に合うか、何が合うか。
まずは自分たちで試しました。
この素材は糸島市、そしてJF糸島(漁協)のご協力で準備・提供をしていただいたものです。
福岡のスーパーにも並んでいないものですので。