地域共創部は生徒一人一人が「働くこと」への将来を見据えることができるように地域社会との実践的活動を通し、生徒一人一人にとっての「自己実現」を目指しています。
- 地域社会との実践的活動により将来との繋がりをリアルにし、活動を通して生徒一人一人が将来必要な「スキル」に自ら気づくことができるように。
- 地域社会との実践的活動により視野が広がったことで、将来「働くこと」への生き方を生徒一人一人が考え、「進路」を自ら選択することができるように。
博多女子高校・地域共創部での実践的活動を通して4つの能力を自ら育てる
参照:文部科学省/中学校・高等学校キャリア教育の手引き 第1章キャリア教育とは何か
【1】人間関係形成・社会形成能力
社会との関わりの中で生活し仕事をしていく上で,基礎となる能力です。
例)他者の個性を理解する力,他者に働きかける力,コミュニケーション・スキル,チームワーク,リーダーシップ力等。
【2】自己理解・自己管理能力
成長のために進んで学ぼうとする力であり、「やればできる」と考えて行動できる力です。
例)自己の役割の理解,前向きに考える力,自己の動機付け,忍耐力,ストレスマネジメント,主体的行動力等。
【3】課題対応能力
従来の考え方や方法にとらわれずに物事を前に進めていくために必要な力です。
例)情報の理解・選択・処理等,本質の理解,原因の追究,課題発見,計画立案,実行力,評価・改善力等。
【4】キャリアプランニング能力
社会人・職業人として生活していくために生涯にわたって必要となる能力です。
例)学ぶこと・働くことの意義や役割の理解,多様性の理解,将来設計,選択,行動と改善力等。
博多女子高校・地域共創部のキャリア教育
博多女子高校・地域共創部は、職場体験的な活動の枠を超え、地域の課題を地域の人と共に共有し、共に行動する実践的活動を基本としています。
先輩から後輩へ引き継ぐ「地域との活動」は継続性を持ち、先輩たちの実績の上に自分たちの実績を創り上げることになります。その継続的な活動を通じた経験が生徒自身と社会との繋がりを認識できる場所となっています。
だからこそ、将来必要とする「能力」に生徒自ら気付くことができる環境であり機会です。
生徒たちの《日常がある地域社会》を今よりもより良くしたいと感じたところから、将来「働くこと」への意識が芽生え、本人にとってこれから必要だと考えた「資質」や「能力」「スキル」を自ら手に入れようとする人間に育って欲しいと考えています。
地域共創部で手に入ったモノ – 先輩から後輩へ
卒業近くになった3年生の中には活動を通じて変化した自分、何かが手に入った自分に気付く生徒が出てきます。
地域共創部では先輩から後輩へ活動を引き継ぐにあたり「引継ぎ式」があり、この場で先輩から後輩へ「伝えたいこと」がそれぞれの言葉として伝えられています。